Stataで計量経済学入門 第2版

「Stataで計量経済学入門」の第一版を初めて読んだときは、コマンドの説明をせずに新しいコマンドを使ったり、重要トピックの説明がなかったりと読みにくい印象があったが、当時は日本語でのstata本はこの本ぐらいしかなかったので我慢して読んだのを覚えている。しかし今回の第二版では前回の問題点がすべて改善されており、日本語で手に入るstata本の中では、この本が一番しっかり書かれているように思う。stataのまったくの初心者の方には細かすぎる点があるかもしれないので、Stataによるデータ分析入門を読んでからこの本を読めば、かゆいところに手が届く内容が満載であることに気付くと思う。さらに嬉しいことにデータはHPからダウンローででき、練習問題と解答までみることが可能である。この本を一通り試すことができれば、コースワークで学ん理論が実証分析ではどのように使われているのかを肌感覚で理解できるようになると思う。